愚老庵ノートSo Ishikawa
NATURE三昧
そのために最近では、機材を最小限にして、一人で出かけることが多くなりました。
肉体的には少々きついのですが、同行してくれるスタッフに遠慮することなく、心ゆくまで収録に没頭できるのが、「一人収録」の醍醐味です。
自然が造り出す神秘的なドラマに遭遇できた時は、魂が震えるほど感動します。
しかし、そのままずっと感動に浸っているわけにはいきません。
自然は刻々と変化します。感動的なシーンを伝えるためには、素早くカメラポジションとフレームを決め、最適なパラメーターを探らなければなりません。
ファインダーの中で「生命のリズム」が躍動しているのを確かめた後で、ようやく感動に浸ることができます。
切り取った画面の向こうに、物質の次元を超えたもうひとつの世界を感じた時、日々の暮らしの中で閉ざされていた、内宇宙へのゲートが開きます。
「心の旅に出るための動画」を収録している最中に、自分が「心の旅」に出てしまうことが、最近多くなってきました。
我を忘れて、ただひたすら画面に見入ってしまう。そんなことが起きるほど神秘的なドラマとは、そうそう出会えませんが、この至福の時を求めて、私は「NATURE行脚」を続けています。
一人でいると、収録を終えても「心の旅」が続くことがあります。
一息ついて座り込んだ時や、次の目的地へ移動する車の中で、忘却の淵に沈んでいた遠い記憶が浮かび上がってきます。
「内宇宙の旅」では、これらの記憶を入り口にして、私がずっと探求してきたもうひとつの世界、人間の内宇宙についても、お伝えしていきたいと思います。
内宇宙の旅
https://grow-an.com/cat_note/t_n_travel/
NATURE通信
https://nature-japan.com/nature-concept/
2021/3/20
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