愚老庵ノートSo Ishikawa
心の旅に出るためのプラットホーム
NATURE JAPAN のプラットホームには、心の旅に出るための動画が並んでいます。終着駅は同じ「魂の故郷」なのに、何故こんなにたくさんの画像が並んでいるのでしょうか。
プラットホームを実際に使っていただくとよく分ると思いますが、ひとつひとつの動画を選択する時、その日の体調や気分によって選ぶシーンが変わってきます。
その時々の自分に合う「旅の入り口」を探そうとすると、選択肢はなるべく多い方がいいということになるのです。
潜在意識に眠る過去の体験の記憶も、この選択に大きな影響を与えます。人は自分でも意識せずに、楽しかった出来事を想起させるシーンを選び、苦痛だった出来事を想起させるシーンを避けてしまいます。
懐かしい記憶が蘇るようなシーンがあります。避けようとしても何故か惹きつけられてしまうシーンもあります。
様々な人生を体験をしてこられた方々に、幅広い「旅の入り口」を用意しておくためにも、動画の選択肢はできるだけ多い方がよいと考えています。
NATURE JAPAN の動画は、「一度見たら終わり」ではなく、何回も繰り返し体験していただくようにつくられています。同じ動画を選んでも、旅の途中で出会う「心の風景」は、毎回のように変わってゆくはずです。
このサイトでは、動画は「生命のリズム」を伝えるだけでなく、心を映す「鏡」の役割も果たしています。
日々の生活シーンの中で、生命のリズムに癒されながら、鏡を見るように自分を見つめることができるような動画サイトが作れないだろうか。インターネット技術が進化してゆく中で、ずっとそのような想いを抱いていました。
しかし当然のことながら、既存の動画プラットホームは、そのような発想でつくられてはいません。
想い描いているプラットホームを実現するには、自分たちの手でWebサイトをデザインし、プログラムを組んでゆくしかありませんでした。
毎日の生活シーンの中で、「心の旅」に出たいと思った時にいつでもそれに応えてくれるプログラム。
心に響いた動画だけをコレクションして、一息つきたい時や、移動中や待ち時間などに再生し、いつでも小さな心の旅に出ることができる Collection View 機能。
ゆっくり時間が取れる時に、連続したひとつの作品として再生し、魂の故郷を目指すことができる Contents View 機能。
インターネット技術が進化したおかげで、このような仕組みとデザインが、小規模なサイトでも実現できるようになりました。
とはいえ、満足できるものが出来上がるまでには、たくさんの障害と紆余曲折がありました。私のこだわりに付き合って、最後まで一緒にプラットホームを作り上げてくださったNATURE Project の皆様には、心の底から感謝しています。
おかげさまで、2021年の夏、NATURE JAPAN をスタートすることができました。
動画をwebサイトで活用することによって、「人工のリズム」に囲まれた現代の日常生活の中に、どこまで「心の旅に出る」という新しい生活シーンをつくり出すことができるのか。
この小さな手づくりのプラットホームが、「魂の故郷に還る心の旅」の新しい起点となってくれることを、ただひたすら願うのみです。
NATURE JAPAN
https://nature-japan.com
2021/6/14
Comment
コメント投稿には会員登録が必要です。